宅建士の試験対策を独学で行う場合、試験対策本といって各出版社からかなりの書籍数が出ており、どれにしようか迷われる方も結構多いかと思います。
特に宅建士試験の試験対策本の場合、通常の資格試験対策向けのメインテキスト、出題頻度で寄り集めた過去問集、法改正などの年度毎に特化した対策など、大きく分けて以下の5つの種類に分類出来ると思いますので、それぞれで書籍を探して購入していく必要があります。
- メインテキスト
- 問題集(過去問)
- 問題集(一問一答)
- 法改正対策
- 直前対策・予想問題集
それぞれで自分に合うテキストを探すってのもなかなかキツイ作業となりますが、出版社によっては上記のテキストの種類を含んだ1つのシリーズとして出しているところもあります。
シリーズモノで揃えるメリットとしては、「いちいち選ばなくていい」「テキスト間の解説内容のブレが少ない」「メインテキストと問題集がリンクしている」といったことが挙げられるので、1つのシリーズでまとめ買いされる方も多いです。
そこで、本記事では宅建士試験の対策本シリーズの中で評判のよいものを8つピックアップし、巷の口コミ・評判などを交えながらご紹介していきたいと思います。
これから参考書・テキストを探される方はぜひ参考にしてください!
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(2022.01.22)
以前の記事更新から宅建士試験の対策本で追加/変更されたシリーズや書籍の微妙なタイトル変更などがありましたので、書籍の内容を2022年度試験向けにフルモデルチェンジしております!一部該当年度の書籍が未発売のものもありますが、発売次第アップデートしていきます!
みんなが欲しかった! シリーズ(TAC出版)
特徴
現在(2021年01月時点)で書店で一番売れているのがTAC出版の「みんなが欲しかった! 宅建士」シリーズです。
メインテキストである「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」はフルカラー&イラスト解説多めで、初めて宅建士の勉強をされる方も読み進めやすい作りになってます。こちらの書籍は「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限」の3つが1冊にまとまっているためページ数が652ページと結構な分量となってますが、3分冊にすることが出来るため、各科目ごとで持ち運べるといった点もイイ感じです。
※問題集も3分冊、過去問集も2分冊することが可能
ただし、この手のシリーズ本の中ではリリースが3冊と他社に比べて少なく、一問一答や直前対策系がないのでカリキュラム的に不安に思う方は後述する他社の対策本で補完するのがベターだと思います。
とりあえず宅建士初心者の方はこちらのシリーズを軸に学習を進めるのが個人的におすすめです^^
評判・口コミ情報
「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」の購入者の評判口コミ
「みんなが欲しかった! 宅建士の問題集 本試験論点別」の購入者の評判口コミ
本屋で立ち読みして「参考書がカラフルだから」という理由だけで選びました。使ったテキストは①このシリーズの参考書②この問題集③TACの直前予想問題集(3回分)、の三冊です。参考書を読んでも分からない語句はインターネットで調べました。この問題集はいわゆる「難問・奇問」「統計」を含まない「270問」が掲載されています。
この問題集を解くだけでは身に付かないことが3つあります。
①難問・奇問に対する心理的な心構え(解けないことであせらない)
②時間配分
③統計(夏ごろからネットで出回ります。筆者のブログでも公開します)
以上3点は、直前予想問題集(模試形式)をやることでだいたい解決します。
わかって合格(うか)る宅建士シリーズ(TAC出版)
特徴
こちらも先程の「みんなが欲しかった! 宅建士」と同じTAC出版から出ているシリーズです。
位置付け的には「みんなが欲しかった! 宅建士」シリーズが完全初心者の方向けであれば、こちらの「わかって合格(うか)る宅建士」シリーズは中級者以降の方向けといった感じでしょうか。
メインテキストに関しては、フルカラー&4分冊化可能といった作りとなっており、内容的には「みんなが欲しかった! 宅建士」を少し掘り下げた感じとなっております。
なお、基本テキスト用の解説CDも販売してますが、こちらは1万4千円と結構なお値段となってますので、シリーズ買いする方は解説CD以外の分でとりあえず揃えておけばよいかと思います。
評判・口コミ情報
「わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト」の購入者の評判口コミ
「わかって合格(うか)る宅建士 過去問 ベスト600」の購入者の評判口コミ
らくらく宅建塾シリーズ(宅建学院)
特徴
らくらく宅建塾シリーズも宅建士試験対策本の中ではかなり定番のシリーズとなってます。
2016年版までは表紙におなじみのイラスト(成金の不動産屋っぽいキャラ)が載ってたので、表紙さえ見たらすぐに分かったんですが、出版していた週刊住宅新聞社が倒産してしまったため、宅建学院がらくらく宅建塾シリーズの出版を引き継ぎ、そのタイミングで表紙のデザインも変わったようです。
※個人的には成金キャラのほうがしっくりキてた(笑
シリーズの構成としては、宅建士の学習範囲のアウトラインが把握できるマンガから基本テキスト、問題集、直前対策など、試験対策で必要とされる書籍が一通り揃ってますので、アレコレ探して買うのが面倒な方はらくらく宅建塾シリーズで統一しておくのもアリだと思います。
評判・口コミ情報
「マンガ宅建塾」の購入者の評判口コミ
「らくらく宅建塾」の購入者の評判口コミ
「ズバ予想宅建塾 直前模試編」の購入者の評判口コミ
ユーキャンの宅建士シリーズ(U-CAN)
書籍名 | 書籍のリンク | |
ユーキャンの宅建士 まんが入門【巻頭フルカラー】 | ||
ユーキャンの宅建士 きほんの教科書 豪華付録【でるとこ論点帖】フルカラー4分冊 | ||
ユーキャンの宅建士 きほんの問題集【赤シートつき】3分冊 | ||
ユーキャンの宅建士 過去12年問題集 | ||
ユーキャンの宅建士 これだけ! 一問一答集 | ||
対象者 | ||
初学者~中級者向け | ||
全部揃えた場合の概算金額 | ||
約1万6千円 | ||
おすすめ度 | ||
特徴
こちらは通信講座でおなじみのユーキャンが出している宅建士対策テキストのシリーズです。
通信講座のほうは微妙な意見が多いんですが、市販のテキストのほうは一定の評価を得ている感じとなってます。
2021年度まではメインテキストが「速習レッスン」って名称だったんですが、2022年度から「きほんの教科書」という名称でモデルチェンジしております。
メインテキストは、1冊に全科目の内容を詰め込んだ700ページ超えのボリュームとなっており、こちらも2021年度までは分冊できなかった作りが、2022年度からは4分冊出来る形となってますので、この辺も受験生の声を反映した感じですね。
内容面については、↓の口コミにもありますがいらすとや図解が豊富に載ってますので、理解しながら何周かメインテキストをこなせばかなり実力は付くかと思います。
評判・口コミ情報
「ユーキャンの宅建士 まんが入門」の購入者の評判口コミ
「ユーキャンの宅建士 速習レッスン」の購入者の評判口コミ
「ユーキャンの宅建士 過去12年問題集」の購入者の評判口コミ
出る順宅建士シリーズ(東京リーガルマインド)
特徴
こちらは資格学校で有名なLEC東京リーガルマインドが長年リリースしている宅建士試験対策の名物シリーズです。
メインテキストは名前の通り試験に”出る順”に構成されており、重要なポイントを取捨選択しAからCまでの3段階にランク分けされてますので、効率よく学習を進めたい方にはちょうどよいテキストだと言えます。
科目ごとに書籍が分かれてますので、苦手な科目の補強用に買うってやり方もアリですが、オール出る順で揃えるとなると他社シリーズに比べて書籍数が多いため、少し多めに予算が必要になるかと思います。
そのデメリットを補完する意味でも、出る順のテキストを購入する場合、Amazon、楽天を含む通常の書店では定価販売となってますが、LEC東京リーガルマインドのオンラインショップだと10%OFFの値段で購入することが出来ます。
Amazonや楽天などでのポイント還元狙い等の理由がなければ、LEC東京リーガルマインドのオンラインショップで購入するのがベターだと思います。
評判・口コミ情報
「出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係」の購入者の評判口コミ
「出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集 1 権利関係」の購入者の評判口コミ
「出る順宅建士 ○×1000肢問題集」の購入者の評判口コミ
Amazonでチェック楽天ブックスでチェックLECのオンラインショップでチェック
宅建士合格のトリセツシリーズ(東京リーガルマインド)
書籍名 | 書籍のリンク | |
宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト【無料講義動画20本付/分冊可能 / オールカラー / インデックス&ふせん付】 | ||
宅建士 合格のトリセツ 基本問題集 | ||
対象者 | ||
初級者~中級者向け | ||
全部揃えた場合の概算金額 | ||
約6千円 | ||
おすすめ度 | ||
特徴
LECの出る順シリーズが中級者以上を対象とするならば、こちらのトリセツシリーズはまさにこれから宅建士の勉強を始めようとされる初学者の方を対象としたシリーズといってもよいでしょう。
基本テキスト、問題集ともに分野別で分冊出来る作りとなってますので、持ち運びも〇。基本テキストはフルカラー、図解多めなので、宅建士の試験対策の取っ掛かりとしては十分アリだと思います。
てゆうか、このトリセツシリーズ自体、2020年度向けから出されたシリーズとなっておりますが、Amazonでのレビューで4,5星の評価が多く評判は上々な雰囲気です。
まぁ、この基本書、問題集で本試験で高得点ってのはさすがに厳しいかもしれませんので、こちらのトリセツシリーズを2周くらい回して基礎力を上げてから出る順シリーズでガッツリ仕上げる、というのがイイかもしれませんね。
評判・口コミ情報
「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト」の購入者の評判口コミ
「宅建士 合格のトリセツ 基本問題集」の購入者の評判口コミ
Amazonでチェック楽天ブックスでチェックLECのオンラインショップでチェック
パーフェクト宅建士シリーズ(住宅新報社)
特徴
こちらのシリーズは住宅新報社が毎年リリースしている宅建士対策本シリーズです。
後述の口コミでも挙がっておりましたが、基本書(メインテキスト)の解説についてはある程度内容を知ってる人ベースに書かれているため、初めて宅建士の勉強をする人だと挫折率が高まる可能性があります。
初学者向けのテキストで物足りなさを感じる方などであれば、辞書代わりに使うってのが良いかも知れません。
なお、基本書以外の問題集に関しては概ね悪い口コミは少なかったので、他社シリーズでないものはこちらのシリーズで補完するといった形もアリだと思います。
評判・口コミ情報
「パーフェクト宅建士 基本書」の購入者の評判口コミ
「パーフェクト宅建士 一問一答」の購入者の評判口コミ
「パーフェクト宅建士 直前予想模試」の購入者の評判口コミ
日建学院「宅建士一発合格! 」シリーズ(建築資料研究社)
書籍名 | 書籍のリンク | |
これだけ! まんが宅建士 | ||
どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト | ||
どこでも学ぶ宅建士 テーマ別厳選過去問 | ||
どこでも学ぶ宅建士 10年間の本試験問題 | ||
どこでも学ぶ宅建士 チャレンジ! 重要一問一答 | ||
どこでも学ぶ宅建士 法改正対応 出るとこポイント超整理 | ||
これで合格! 宅建士直前予想模試 | ||
対象者 | ||
初学者~中級者向け | ||
全部揃えた場合の概算金額 | ||
約1万6千円 | ||
おすすめ度 | ||
特徴
こちらは宅建士講座も行っている日建学院がリリースしている宅建士試験対策本シリーズです。
他ではめずらしい科目ごとのマンガ本テキストが毎年リリースされており、初学者の理解の底上げに力を入れてる感じが伝わってくる感じがしますね。
また、問題集に関しても用途毎、対策時期毎に数種類用意されてますので、マンガから全部揃えてこなしていけばかなりの実力は身につくかと思います。
※評判や口コミも色々と見ましたが良い意見が多かったです
なお、書籍のタイトルだけ見れば同じシリーズにありがちな統一性がないため、必ず年度ごとの表紙をチェックして購入する際は間違えないようにしましょう。
評判・口コミ情報
「これだけ まんが宅建士[権利関係編]」の購入者の評判口コミ
「どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト」の購入者の評判口コミ
「これで合格! 宅建士直前予想模試」の購入者の評判口コミ
まとめ
ザザッ~と宅建士試験対策のシリーズ本をご紹介してきましたがいかかでしたでしょうか?
いずれのシリーズに関してもどれかを1つ軸教材にして試験対策を行っていけば、それなりに力は付くかと思いますが、個人的には「みんなが欲しかった!宅建士」シリーズ、「わかって合格(うか)る宅建士」シリーズ、「出る順」シリーズの3つあたりがおすすめなんじゃないかな?と思ってます。
ただ、こういった資格対策本の場合、ネットの情報や口コミも参考になりますが、やはり自分の目で見て読みやすさや使いやすさを判断するのが一番だと言えますので、本記事の情報はあくまで参考情報として頭の片隅に置きつつ、まずは近くの書店で物色してみてください^^
なお、本サイトの以下の記事で宅建試験対策の各参考書/テキスト/問題集の発売日をまとめてますので、ぜひ購入タイミングの目安にしてください!