大手の資格学校の代表格的なLECですが、100個近い資格の対策講座を運営しているまさにマンモス校といっても過言ではありません。
特に「リーガル(法律)」という名前だけあって法律系の資格講座には力を入れており、宅建士の資格講座についてもその分類に位置してますので、初学者向けから中級・上級者向けの講座とラインナップも豊富に揃ってます。
本記事では、そんなLEC東京リーガルマインドの特徴や講座コースの詳細、そして評判や口コミ情報などを深掘りして解説していきたいと思いますので、LEC東京リーガルマインドの宅建士講座を詳しく知りたい方はぜひ一緒に見ていきましょう!
LEC東京リーガルマインドの宅建士講座の概要
講座コース |
■初学者向けコース
■学習経験者向けコース
■短期集中コース
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教材内容 |
■テキスト 市販教材(出る順シリーズ)+講座オリジナルテキスト・問題集 ※学習経験者向けは「講座オリジナルテキスト・問題集」 ■講義 |
eラーニング環境 |
あり(講義視聴) |
サポート内容 |
オンライン質問システムを利用した質問サポート(回数無制限) |
割引制度 |
あり |
キャッシュバック・返金制度 |
なし |
教育訓練給付制度(指定講座) |
通学※・・・通学+Webフォローのコースが対象 |
単科受講・オプション受講 |
■単科講座
■模擬試験
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サンプル教材の提供 |
サンプルの提供はないが、おためしWeb講座でサンプル講義の視聴が可能 |
公式サイト |
LEC東京リーガルマインドの宅建士講座 公式サイト |
LEC東京リーガルマインドの宅建士講座の特徴
大手資格学校ならではの講座数の多さ
LECの宅建士講座のラインナップとしては、パックコースは初学者から学習経験者まで対応できるコースが計9講座用意されており、大手資格学校ならではの講座数となってます。
また、ほとんどの講座で通学講座と通信講座が用意されてますので、受講スタイルに応じた選択も可能です。
ただし、逆に講座数が多すぎてどの講座を受講すればいいの?となってしまいそうなんですが、LEC側もそのあたりを察しているのか、受講検討者向けに講座説明会を結構な頻度で実施してるので、そこで自分自身の求めている学習カリキュラム、学習スタイルが含まれているかを確認するのがベターでしょう。
メイン教材は市販テキストだがほぼ講座オリジナルと考えてOK
資格学校の講座の場合、独自で専用教材を作成してカリキュラムを組んでるところが多いですが、LECでは市販されている「出る順宅建士シリーズ」をメイン教材として取り入れてます。
「えっ?市販教材なん?」と反応する方もおられと思いますが、そもそもこちらのシリーズについてはLECが毎年試験傾向を踏まえて作り込んでいるシリーズとなってますので、市販と言いながらも資格学校オリジナルと言っても差し支えはないかと思います。
「出る順宅建士シリーズ」の評判は以下でチェック
テキストを監修した講師陣が実際に講義を行う形になるので、各解説に関してもより密度の濃い授業を受けならが学習することが出来ます。
なお、講座コースによっては講座専用に作成された問題集やレジュメを使いますので、言わば市販とオリジナルのハイブリッド教材という感じでしょうか。
受講生の合格率は60%以上とかなり高い
宅建士試験の合格率は平均15%台と低く10人受けても2人も受からない確率となってますが、LECの宅建士講座受講生の合格率は60%以上と一般合格率の約4倍に近い合格実績を誇っております。
ただし、上記の画像にも載ってますが、「全国公開模試を全て受験」かつ「正答率6割以上」の対象者をもとに出した合格率となってるので、純粋な受講生全体という意味ではもう少し下がるんじゃないかと考えてます。
そうなってくると受講生全体の合格率が気になるところではありますが、正確な情報はないため別のアプローチ方法としてLECの宅建士講座のうち教育訓練給付制度の指定講座となっている講座の合格実績を参考情報としてまとめてみました。
※教育訓練給付制度の指定講座実績は厚生労働省管轄の「教育訓練給付制度 検索システム」を使えばチェックが可能
講座名 | 受講形式 | 受講者数 | 本試験受験者数 | 受験率 | 合格者数 | 合格率 |
宅建ウルトラ合格フルコース 通学+(Web+音声DL)4ヵ月 | 通学 | 35人 | 15人 | 43% | 13人 | 87% |
宅建ウルトラ合格フルコース通学+(Web+音声DL)3ヵ月 | 通学 | 6人 | 5人 | 83% | 4人 | 80% |
宅建ウルトラ合格フルコース通信(DVD・Web+音声DL) | 通信 | 10人 | 5人 | 50% | 5人 | 100% |
宅建パーフェクト合格フルコース通学+(Web+音声DL) 6ヵ月 | 通学 | 4人 | 3人 | 75% | 2人 | 67% |
宅建パーフェクト合格フルコース通学+(Web+音声DL) 7ヵ月 | 通学 | 4人 | 2人 | 50% | 2人 | 100% |
宅建パーフェクト合格フルコース通学+(Web+音声DL) 8ヵ月 | 通学 | 4人 | 4人 | 100% | 3人 | 75% |
宅建パーフェクト合格フルコース通信(DVD・Web+音声DL) | 通信 | 13人 | 11人 | 85% | 6人 | 55% |
宅建プレミアム合格フルコース 通学+(Web+音声DL)10ヵ月 | 通学 | 14人 | 9人 | 64% | 9人 | 100% |
宅建プレミアム合格フルコース 通学+(Web+音声DL)8ヵ月 | 通学 | 24人 | 12人 | 50% | 11人 | 92% |
宅建プレミアム合格フルコース 通学+(Web+音声DL)9ヵ月 | 通学 | 14人 | 7人 | 50% | 5人 | 71% |
宅建プレミアム合格フルコース(Web+音声DL)・(DVD) | 通信 | 17人 | 11人 | 65% | 8人 | 73% |
宅建プレミアム合格フルコース(DVD・Web+音声DL)7ヵ月 | 通学 | 30人 | 15人 | 50% | 10人 | 67% |
宅建再チャレンジ合格フルコース 通学+(Web+音声DL) | 通学 | 1人 | 1人 | 100% | 1人 | 100% |
宅建再チャレンジ合格フルコース+S 通学+(Web+音声DL) | 通学 | 3人 | 2人 | 67% | 2人 | 100% |
宅建再チャレンジ合格フルコース通信(DVD・Web+音声DL) | 通信 | 5人 | 4人 | 80% | 4人 | 100% |
受講形式 | 受講者数 | 本試験受験者数 | 受験率 | 合格者数 | 合格率 |
通学 | 139人 | 75人 | 54% | 62人 | 83% |
通信 | 45人 | 31人 | 69% | 23人 | 74% |
受講者数 | 本試験受験者数 | 受験率 | 合格者数 | 合格率 |
184人 | 106人 | 58% | 85人 | 80% |
※掲載情報については教育訓練給付制度検索システムより抽出してます
比較対象で考えてた2020年度の実績情報がまだ検索システム側にアップされてなかったため、少しズレますが2019年度(平成31年(令和元年))の情報を抽出してみました。
こちらの教育訓練給付制度の給付対象になるには修了認定基準というのがあって、それらをクリアした方のみがカウントされてる結果となってますが、公式サイト上で公開されている合格率よりは良い結果が出ており、本試験の受験までこぎつけることが出来ればかなり高い合格率を誇っていることが分かります。
あと、少し興味深いのが通学と通信とで合格率に10%以上の開きがある点です。
一概には比較は難しいですが、大手資格学校の通学コースだからこそ出来ること(例えば講師に直接質問出来る、通学という行為自体での学習モチベーション維持など)が活きている部分もあるかと思いますので、結果だけ見たらLECの場合は、通信よりも通学のほうがおすすめかもしれませんね^^
オンライン学習システム”Online Study SP”でスマホで勉強が出来る
Web通信講座については、LEC専用のオンライン学習システムである”Online Study SP”を使って学習を進めていくことになります。
こちらなんですが、講義動画の視聴以外に様々な機能を備えております。
- TODOリスト機能(やることリスト登録機能)
- よくある質問のフィード表示
- カレンダー・講義スケジュール一覧表示機能
- 画面レイアウトを自由に変更できる機能
- お知らせ・インフォメーション表示機能
- 目標期日までのカウントダウン表示機能
- 「教えてチューター」機能による質問依頼
- 「教えてメイト」を使って同講座受講生同士の質問依頼
- 各講座の進捗率表示
学習に関する質問も”Online Study SP”経由で行えばLECの専属スタッフが回答してくれますので、受講生はただひたすら前を向いて勉強に打ち込める環境を用意してくれてる点が非常にイイです。
なお、”Online Study SP”については、SPと付いてるだけあって、スマホやタブレット端末などでも利用できるマルチデバイス対応となってます。
割引制度の種類が豊富&割引キャンペーンが強力
LECでは固定の割引制度、時期の応じた割引キャンペーンなど受講料が安くなるポイントがいくつか用意されてます。
- 早期申込割引キャンペーン(最大25%OFF)
- 再受講割引(最大45%OFF)
- 宅建士試験再受験者割引(最大25%OFF)
- 宅建業従事・内定者割引(最大15%OFF)
- 他社のりかえ割引(最大15%OFF)
- LEC他資格受講生割引(最大20%OFF)
- 資格説明会割引(最大5,000円OFF)
「再受講割引」「再受験割引」は他の資格学校でも見かけますが、「宅建業従事・内定者割引」といったちょっとめずらしい割引制度もあり、宅建業に就業中の方、これから宅建業に足を踏み入れる方を応援している部分が感じ取れますね
なお、LECの講座コースは教育訓練給付制度の指定講座になってる講座も多いので、元の受講料がかなり高額な分、上記の割引と教育訓練給付制度を併用すればかなりリーズナブルな受講料に抑えることが出来ます。
各講座コースの詳細
先ほどの特徴のところでも少し触れましたが、LECでは宅建士の学習レベル、学習スタイル、学習期間に応じて複数の講座コースが用意されてますので、そちらをザッと一覧にまとめてみました。
特に模擬試験の種類については、他の大手資格学校と比べてもかなりの回数を行っており、各学習時期に応じた試験内容であったり、中には0円(いわるゆタダ)で受験出来るものがあったりとバリエーションがかなりあります。
他校では講座受講生のみ受験できる模試等がある中、LECの模試は全て一般募集もされるので、独学受験生はこういった模試を有効活用して実力チェック、弱点チェックをしていくのがベターでしょう。
初学者向けコース
受講形式 | 受講スタイル | 受講料(税込) |
通信 | Web通信講座 | 154,000円 |
DVD通信講座 | 170,500円 | |
通学 | Webフォロー | 181,500円 |
DVDフォロー | 198,000円 |
受講形式 | 受講スタイル | 受講料(税込) |
通信 | Web通信講座 | 126,500円 |
DVD通信講座 | 143,000円 | |
通学 | Webフォロー | 148,500円 |
DVDフォロー | 165,000円 |
学習経験者向けコース
受講形式 | 受講スタイル | 受講料(税込) |
通信 | Web通信講座 | 148,500円 |
DVD通信講座 | 165,000円 | |
通学 | Webフォロー | 176,000円 |
DVDフォロー | 192,500円 |
受講形式 | 受講スタイル | 受講料(税込) |
通信 | Web通信講座 | 110,000円 |
DVD通信講座 | 126,500円 | |
通学 | Webフォロー | 132,000円 |
DVDフォロー | 148,500円 |
短期集中コース
受講形式 | 受講スタイル | 受講料(税込) |
通信 | Web通信講座 | 108,000円 |
DVD通信講座 | 118,800円 | |
通学 | Webフォロー | 118,800円 |
DVDフォロー | 129,600円 |
受講形式 | 受講スタイル | 受講料(税込) |
通信 | Web通信講座 | 89,640円 |
DVD通信講座 | 93,960円 | |
通学 | Webフォロー | 97,200円 |
DVDフォロー | 101,520円 |
受講形式 | 受講スタイル | 受講料(税込) |
通学 | Webフォロー(市販教材不要) | 54,000円 |
Webフォロー(市販教材込み) | 59,400円 |
公開模試
模擬試験 | 回数 | 実施時期 |
実力判断模試 | 1回 | 6月 |
0円模試 | 1回 | 7月 |
全日本宅建公開模試 基礎編 | 2回 | 7~8月 |
全日本宅建公開模試 実戦編 | 3回 | 8~9月 |
ファイナル模試 | 3回 | 9~10月 |
LEC東京リーガルマインドの宅建士講座に関する評判・口コミ
実際にLECの宅建士講座を受講された方々の評判・口コミを集めてみました。
口コミの傾向としては、LEC専任講師である水野講師に関する内容や模試などの直前対策に関する内容が多く挙がってました。
初学者向け、学習経験者向け、短期集中の3つの受講者ごとで分けてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
初学者向けコースを受講した方々の評判・口コミ
学習経験者向けコースを受講した方々の評判・口コミ
短期集中コースを受講した方々の評判・口コミ
LEC東京リーガルマインドの資料請求をしてみました!
管理人が実際にLEC宅建士講座の公式サイトから資料請求の申し込みを行い、入手したのがこちらのパンフレット一式です。
講座パンフレット到着~中身の物色まで
公式サイトから資料請求して約3日間ほどで到着。透明ビニールの外装でややショボい感じはします。
入っているモノ一式です。講座パンフレットと申し込み関連の資料のみでサンプル等はナシです。
講座案内パンフレットの中身その1。テキストのサンプルがない代わりにテキストの外観とポイント解説はパンフ内にあり。
講座案内パンフレットの中身その2。各講座コースのラインナップとそれぞれと詳細が解説されてます。
資料請求してみた感想
講座パンフレットの構成としてはサンプル教材なしのいたってオーソドックスな感じとなってます。ただ、LECの公式サイトだと各講座の特徴解説が微妙にまとまってないので、「確認をする」という点においては取り寄せた講座パンフレットのほうが確認しやすいと思いました。
あと、サンプルが付いてない件についてですが、LECの場合、自社が出版している市販本の出る順シリーズを使ってますので、本屋さんで使用するテキスト内容はチェック出来ます。なので受講を検討してる方は講座パンフレット+本屋で使用テキストをチェックの2段構えがベターだと思います^^
LEC東京リーガルマインドの管理人的評価
LEC東京リーガルマインドの宅建士講座 評価 | ||
教材クオリティ | 10pt | |
カリキュラム | 15pt | |
受講料(安さ) | 5pt | |
サポート体制 | 10pt | |
運営実績 | 15pt | |
【総合評価:55pt】 |
評判や口コミなどで講義を通じた学習に関する良い意見が多かったり、模試が充実している点などカリキュラムとしては良い評価かなと感じておりますが、メイン教材をほぼオリジナルと言いながらも市販教材を使っている点は賛否が分かれるポイントかと思います。
特に「出る順宅建士シリーズ」はどちらかと言えば初学者向けではなく中級者以上向けな印象もあるので、講義や質問サポートでフォローがある点を踏まえてもやや不安が残るポイントになってくるんじゃないでしょうか。
あと、もう1点物申すのであれば、市販教材を使っているワリには受講料がかなりなお値段になってる点もマイナスポイントだと感じます。
割引制度や教育訓練給付制度の合わせ技を使えばそれなりに安くはなりますが、使えなかった場合はなかなか覚悟のいる予算を用意しておく必要があります。
まぁ、費用に見合った合格実績を誇っているので、教材面、費用面で特にデメリットと感じない方であれば受講対象講座として選択肢に入れてもよいかと思います。
- 運営実績の豊富な講座を探している方
- LECの有名講師の講義で試験対策を行いたい方
- 初学者よりは学習経験者の方(個人的にはそう感じる)
- LECの割引制度・キャンペーンが使える方
LECの宅建士講座の詳細については、公式サイトでも確認は出来ますが、無料の資料請求でもらえる講座パンフレットに各講座の開始時期や教材の配布時期などのより細かい情報が載ってますので受講をご検討中の方はぜひ公式サイトから資料請求してみてください!