2019年10月20日(日)に実施された2019年度(令和元年度)宅地建物取引士試験の試験結果が RETIO(不動産適正取引推進機構)のホームページにて公表されましたので、こちらのサイトでも情報をまとめてみました。
今年の結果データはもとより昨年の試験結果も洗ってみましたので、去年のデータと見比べながら今年はどんなもんだったのかを見比べれるようにしてみました。
あと、最後に総括も載せてますので参考にしてください!
2019年度(令和元年度)宅地建物取引士試験の試験結果
申込者数
種別 | 今年度 (2019年) |
昨年度 (2018年) |
対前年比 |
通常受験者 | 217,914人 | 209,129人 | +4.2% |
(男) | (149,048人) | (144,098人) | (+3.4%) |
(女) | (68,866人) | (65,031人) | (+5.9%) |
登録講習修了者 | 58,105人 | 56,315人 | +3.2% |
(男) | (38,116人) | (37,401人) | (+1.9%) |
(女) | (19,989人) | (18,914人) | (+5.7%) |
合計 | 276,019人 | 265,444人 | +4.0% |
受験者数
種別 | 今年度 (2019年) |
昨年度 (2018年) |
対前年比 |
通常受験者 | 169,126人 | 163,623人 | +3.4% |
(男) | (115,038人) | (111,924人) | +2.8% |
(女) | (54,088人) | (51,699人) | (+4.6%) |
登録講習修了者 | 51,671人 | 50,370人 | +2.6% |
(男) | (33,727人) | (33,321人) | (+1.2%) |
(女) | (17,944人) | (17,049人) | (+5.2%) |
合計 | 220,797人 | 213,993人 | +3.2% |
受験率
種別 | 今年度 (2019年) |
昨年度 (2018年) |
対前年比 |
通常受験者 | 77.6% | 78.2% | -0.6% |
(男) | (77.2%) | (77.7%) | (ー0.5%) |
(女) | (78.5%) | (79.5%) | (ー1.0%) |
登録講習修了者 | 88.9% | 89.4% | -0.5% |
(男) | (88.5%) | (89.1%) | (-0.6%) |
(女) | (89.8%) | (90.1%) | (-0.4%) |
合計 | 80.0% | 80.6% | -0.6% |
合格者数
種別 | 今年度 (2019年) |
昨年度 (2018年) |
対前年比 |
通常受験者 | 25,643人 | 22,996人 | +11.5% |
(男) | (17,009人) | (15,312人) | (+11.1%) |
(女) | (8,634人) | (7,684人) | (+12.4%) |
登録講習修了者 | 11,838人 | 10,364人 | +14.2% |
(男) | (7,179人) | (6,526人) | (+10.0%) |
(女) | (4,659人) | (3,838人) | (+21.4%) |
合計 | 37,481人 | 33,360人 | +12.4% |
合格率
種別 | 今年度 (2019年) |
昨年度 (2018年) |
対前年比 |
通常受験者 | 15.2% | 14.1% | +1.1% |
(男) | (14.8%) | (13.7%) | (+1.1%) |
(女) | (16.0%) | (14.9%) | (+1.1%) |
登録講習修了者 | 22.9% | 20.6% | +2.3% |
(男) | (21.3%) | (19.6%) | (+1.7%) |
(女) | (26.0%) | (22.5%) | (+3.5%) |
合計 | 17.0% | 15.6% | +1.4% |
合格基準点
本年度(2019年)の合格基準点
50問中35問以上正解した者を合格とする。
(登録講習修了者は45問中30問以上正解した者を合格とする。)
昨年度(2018年)の合格基準点※参考情報
50問中37問以上正解した者を合格とする。
(登録講習修了者は45問中32問以上正解した者を合格とする。)
宅建士試験の過去20年間の試験結果推移
試験結果からの総括
まずは、宅建士試験に合格された方はおめでとうございます!
今年の宅建士試験は合格点ボーダーも少し高かった去年よりも少し下がり、合格率に至っては2014年以来の17%台となってましたので、どちらかといえばボーナス年と言える試験だったんじゃないでしょうか。
また、申込者数、受験者数、合格者数の各人数については、直近の20年の中でいずれも最大人数となっており、去年と同様に増加傾向にあるのは変わらずとなっており、少子高齢化で資格試験全体で受験者数が減少傾向の中、宅建士だけがなぜか人数が増えていっているという逆転現象が起こっております。
他の法律系資格の入り口となる試験である点や、生涯学習の一環として受験される方、不動産投資をされる方が知識武装するためなどなど、今から思えば受験生増になるトリガーも多いので、今後も受験生が増えていく見込みは多そうな気がしますね。
とはいえ、、受験生の80%以上が不合格で終わる難易度の高い試験であることは変わりありませんので、来年から目指す方、リベンジ組の方はしっかりと下準備をして臨むようにしましょう!
参考リンク
令和元年度宅地建物取引士資格試験実施結果の概要(PDF) | RETIO 一般財団法人 不動産適性取引推進機構
令和元年度宅地建物取引士資格試験合格者-受験番号- | RETIO 一般財団法人 不動産適性取引推進機構