2018年10月21日(日)に実施された2018年度(平成30年度)宅地建物取引士試験の試験結果が RETIO(不動産適正取引推進機構)のホームページにて公表されましたので、こちらのサイトでも情報をまとめてみました。
今年の結果データはもとより昨年の試験結果も洗ってみましたので、去年のデータと見比べながら今年はどんなもんだったのかを見比べれるようにしてみました。
あと、最後に総括も載せてますので参考にしてください。
2018年度(平成30年度)宅地建物取引士試験の試験結果
申込者数
種別 | 今年度 (2018年) |
昨年度 (2017年) |
対前年比 |
通常受験者 | 209,129人 | 205,484人 | +1.8% |
(男) | (144,098人) | (143,443人) | (+0.5%) |
(女) | (65,031人) | (62,041人) | (+4.8%) |
登録講習修了者 | 56,315人 | 53,027人 | +6.2% |
(男) | (37,401人) | (35,586人) | (+5.1%) |
(女) | (18,914人) | (17,441人) | (+8.4%) |
合計 | 265,444人 | 258,511人 | +2.7% |
受験者数
種別 | 今年度 (2018年) |
昨年度 (2017年) |
対前年比 |
通常受験者 | 163,623人 | 161,867人 | +1.1% |
(男) | (111,924人) | (112,232人) | (ー0.3%) |
(女) | (51,699人) | (49,635人) | (+4.2%) |
登録講習修了者 | 50,370人 | 47,487人 | +6.1% |
(男) | (33,321人) | (31,739人) | (+5.0%) |
(女) | (17,049人) | (15,748人) | (+8.3%) |
合計 | 213,993人 | 209,354人 | +2.2% |
受験率
種別 | 今年度 (2018年) |
昨年度 (2017年) |
対前年比 |
通常受験者 | 78.2% | 78.8% | -0.5% |
(男) | (77.7%) | (78.2%) | (ー0.6%) |
(女) | (79.5%) | (80.0%) | (ー0.5%) |
登録講習修了者 | 89.4% | 89.6% | -0.1% |
(男) | (89.1%) | (89.2%) | (-0.1%) |
(女) | (90.1%) | (90.3%) | (-0.2%) |
合計 | 80.6% | 81.0% | -0.4% |
合格者数
種別 | 今年度 (2018年) |
昨年度 (2017年) |
対前年比 |
通常受験者 | 22,996人 | 23,180人 | -0.8% |
(男) | (15,312人) | (15,751人) | (ー2.8%) |
(女) | (7,684人) | (7,429人) | (+3.4%) |
登録講習修了者 | 10,364人 | 9,464人 | +9.5% |
(男) | (6,526人) | (5,926人) | (+10.1%) |
(女) | (3,838人) | (3,538人) | (+8.5%) |
合計 | 33,360人 | 32,644人 | +2.2% |
合格率
種別 | 今年度 (2018年) |
昨年度 (2017年) |
対前年比 |
通常受験者 | 14.1% | 14.3% | -0.3% |
(男) | (13.7%) | (14.0%) | (ー0.6%) |
(女) | (14.9%) | (15.0%) | (ー0.1%) |
登録講習修了者 | 20.6% | 19.9% | +0.6% |
(男) | (19.6%) | (18.7%) | (+0.9%) |
(女) | (22.5%) | (22.5%) | (±0.0%) |
合計 | 15.6% | 15.6% | ±0.0% |
合格基準点
本年度(2018年)の合格基準点
50問中37問以上正解した者を合格とする。
(登録講習修了者は45問中32問以上正解した者を合格とする。)
昨年度(2017年)の合格基準点※参考情報
50問中35問以上正解した者を合格とする。
(登録講習修了者は45問中30問以上正解した者を合格とする。)
宅建士試験の過去10年間の試験結果推移
試験結果からの総括
まずは、宅建士試験に合格された方はおめでとうございます!
試験が終わってから1ヶ月ちょっとの間は自己採点でボーダー超えをしてたとしても「てかマークミスないよね?」などの不安がつきまとっていたと思いますが、そこから解放されるってだけでもまぁイイ気分なんではないでしょうか。
とまぁ、前セツはこれくらいにしておいて、まず試験結果を見て目をひくのが受験者数が年々増えていってる点です。士業関連の資格試験の場合は、ほとんどの試験で年々受験者数が減っていってるのですが、宅建士の場合は逆に増えていってるという逆転現象が起こってます。
ちなみに社会保険労務士(社労士)試験の場合だと以下のような推移になってます。
また、その中でも女性の受験者数、合格者数の増加割合が男性に比べてかなり大きくなっており、女性の社会進出の促進(悪く言えば男性の草食化)が進んでいる証拠の現れとも考えられますね。
試験の細かい話でで言えば、合格点は前年度よりも2点上がっているにも関わらず、合格率は去年と同じ、合格者数は去年よりも2.2%しているということからも、試験の難易度としては去年と比べて易化してることを物語っている結果となってます。
ちなみに過去20年の間で37問正解がボーダーラインだったことは一度もない(今まで36点が最高だった)ため、今後の試験対策をする際は、過去問、模試などで40点を自分ボーダーとして持ちつつ対策をしていったほうがよいかと思います。
まぁ、残念な結果に終わった方は心機一転、来年の本試験に向けて早めに準備をしておきましょう!
参考リンク
平成30年度宅地建物取引士資格試験実施結果の概要(PDF) | RETIO 一般財団法人 不動産適性取引推進機構
平成30年度宅地建物取引士資格試験合格者-受験番号- | RETIO 一般財団法人 不動産適性取引推進機構